スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「地震と津波」から「ウクライナ」へ






 特別企画展「大阪を襲った地震と津波」、閉幕しました。多数のご来場、ありがとうございました。
 時宜にかなった関心の高いテーマを取り上げ、意義深かったと思います。

 今日は、その展覧会の撤収が行われています。

 そして、私は…

 いつものように、ポスターの張り替えですね(笑)


   ウクライナの至宝


 博物館の内外、そして地下鉄駅構内(写真)に、ポスターや特大印刷物を張り出します。
 夏場はとても暑い作業です。そのため、私はTシャツを持ってきて着替えてやっています(笑) 同僚のS君には、いきなり今朝頼んだため、さぞかし暑かったことでしょう(と思いやり)。

 次回「ウクライナの至宝」のポスターは、濃いブルーの地に黄金の剣をあしらった、なかなか素敵なデザインです。

 特別展「ウクライナの至宝~スキタイ黄金美術の煌めき~」は、9月15日(土)から、大阪歴史博物館にて開催されます。ご期待ください!




スポンサーサイト

映画「天地明察」と江戸時代の天文学






 先日、9月封切りの映画「天地明察」の試写会に行ってきました!


   天地明察


 江戸時代前期の天文暦学者であり囲碁棋士であった安井算哲(のち渋川春海)が主人公。
 将軍の御前で囲碁を打つ上覧碁のくだりから始まる算哲の物語は、全国をめぐる観測の旅(なぜかとってもオモシロイ!)や、数学家・関孝和との算額を通してのつながり、妻となる女性えんとの淡い恋心などから始まり、やがて暦学者として幕府に取り立てられ、改暦という大事業・難事業に進んでいきます。

 若さとバイタリティにあふれる算哲役は、岡田准一(V6)。数学・暦学のことになると全てを忘れて夢中になってしまう若者の姿に感激! 岡田クンは枚方の出身ですから、当然応援です!
 妻えんには、宮﨑あおい。「篤姫」以来、時代劇への出番も多い彼女ですが、今回もかわいらしいですね。「篤姫展」をやった当館としては、当然応援です!

 脇役も、水戸光圀に中井貴一、会津藩主・保科正之に松本幸四郎、京都の意地悪い公家に市川染五郎、関孝和に市川猿之助、加えて笹野高史、岸部一徳、佐藤隆太らと手堅い布陣。
 私は、染谷将太クンの四代将軍・家綱がおもしろかったのと、関孝和ってこういうふうに人物造形するのかぁ、というところが興味深かったです !!

 2時間21分の比較的長い作品ですが、時間を忘れるほど引き込まれます。メガホンをとるのは「おくりびと」の滝田洋二郎監督なので、さすがにうまいですね。

 ということで。
 当館にも、江戸時代の天文資料が数多く所蔵されていますので、改めて展示することにしました!

 テーマ展示<町人天文学者 間重富の天文観測と暦>です。

 常設展示室9階にて、8月29日(水)から10月29日(月)まで、2か月間にわたり公開します。

 安井算哲より、およそ百年後に登場した間重富(はざましげとみ)の観測記録や、江戸時代の望遠鏡など、羽間文庫の資料を中心にご紹介します。
 算哲が作成した系図を安井家が写した安井家系図も展示します。

 詳しくは、大阪歴史博物館ホームページ をご覧ください!




「大阪を襲った地震と津波」、お見逃しなく!






   地震と津波展


 好評開催中の特別企画展「大阪を襲った地震と津波」、会期もあとわずかになりました。

  8月26日(日)までです。

 金曜日は、夜8時まで開館しています(入館は午後7時30分まで)。

 お見逃しのないよう、ご観覧ください!




関西子ども探検隊が来館!






 昨年に引き続き、今夏も「関西子ども探検隊」が来館されました。

 山梨県のテレビ局・新聞社が主催しているツアーで、36名の小学生が関西各地をまわって社会見学するものです。
 今年も当館を選んでいただき、たいへん光栄です!
 私もまた、昨年に続いて子どもたちを案内しました。


   山梨のこども
   7階・公設市場の復元で案内しています


 当館担当になった班の子どもは、帰ってから「新聞記事」を書くため、私の話を熱心にメモしたり、写真を撮ったりしていました。
 子どもたちを案内するのは楽しいですねぇ。いろいろ質問もしてくるし、感想も言ってくれますしね。1時間半もしゃべり放しで、家に帰ったら喉が痛かったです(笑)
 
 今回みんなの印象に残ったのは、体験型展示「ハンズオン」の両替商体験のようでした。


   山梨のこどもたち
   はっぴを着てチャレンジ!(9階)


 体験しているところをテレビカメラで撮影しています(笑)

 今回のツアーは、当館のほかに、京都の映画村、大阪の海遊館、神戸のアシックス、淡路島の震災記念館、池田のインスタントラーメン発明記念館を見学されるそうです。

 また、来年も来てください! お待ちしています !!




学芸員の友 (2)






 学芸員の友、第2回。今回紹介するのは、これ!


   LEDライト


 LEDライト≪ジェントス・パトリオ8≫。


   LEDライト
   点灯中。ふつう至近距離の複写は照射しませんが…


 このライト、とにかく明るいんです。
 これまで、いわゆる“懐中電灯”ではマグライトが有名でしたが、値段も高いし、なんとなく安物の懐中電灯を買っていたけど、全然使っていませんでした。ところが、これを買ってから常に携帯するほどの愛着ぶり。

 この≪パトリオ8≫、どんなところが便利かというと、

 ・明るい
  データ的には80ルーメンという明るさだそうで、照射距離も最大80mといいます。
  実際、80m照らしたことはないのですが(笑)、私の使用範囲(せいぜい5m程度まで)では十分実用的です。
 ・小さい
  長さ約9.5cm。ズボンのポケットに入るコンパクトさ。
  ストラップが付きます。
 ・単3電池1本で使える
  電池も結構長持ちします。
 ・スイッチがプッシュ式
  マグライトなどは捻ってスイッチオンするタイプですが、これはお尻のボタンを押す形式。
  片手しか使えないときも含め、とても便利ですね!

 先日も、ある塔の内部に入る機会があったので、これで照らしてみました。


   LEDライト


 天井の組入れ部分を熟覧中。
 垂木や組物なども、実によく見えます。

 あるいは別のとき。


   LEDライト


 このような堂内の墨書も、照らすと一層明瞭に判読できます。
 また屋外でも、石造物の刻銘などを斜めから照らすと、かなり読みやすくなります。

 学芸員はさまざまな調査に赴きますが、お寺などをはじめ、暗い所で行うケースが多く、その際ライトの有無で調査結果は異なってきます。また上述のように、屋外でもライトを補助的に使うことで、一層詳細な観察が可能になります(※寺社・博物館・美術館等におけるライトの使用は禁止されている場合も多く、使用には規定等に従うなど、十分注意が必要です)。


 これを作っているメーカーはというと サンジェルマン という会社。フランスのメーカーかと思いきや、本社所在地は東京都台東区。ライト、電卓、時計などを製造・販売されています。
 
 ちなみに、私はこのライトをMバシカメラで1,600円で購入。安さも魅力です(同社のホームページによると、≪パトリオ8≫はすでに廃番!で、シリーズの製品が販売中)。

 ところが…
 最近、うちの博物館で購入したLEDライトが、同じサンジェルマンの<>シリーズの1品なのですが、とっても明るいし、照射範囲の絞りは利くし、かなりいいんですよね。
 ただ、サイズが一回り大きく、電池も単4複数本が必要で、お値段も千円ほど高いらしい…

 んー、<閃>も1本買って、2本体制でやろうかなぁ、と思う今日この頃です。




学芸員の友 (1)






 学芸員の仕事で、“これはよく使うなぁ”という道具や品物がありますよね。
 今回から不定期で、それを「学芸員の友」と名付けて、思いつくまま紹介していきたいと思います。

 記念すべき第1回は、両面テープ≪マサルのマヂックステッカー≫です。


   マヂックステッカー


 マサルのマヂックステッカー。「マジック」でなく「マヂック」。

 ポスターをはじめ、ハレパネなど、いろいろなものを貼り付ける際に、グッとくっついて離れず、とても重宝する品。
 ふつうの両面テープと違い、かなり肉厚で、粘着力が強く、まさにマヂック!


   マヂックステッカー
   マヂックステッカー
   めくったところ。分厚い

 たとえば、このようなポスター貼り替えに威力を発揮しています。


   ポスター張替
   白い横長のテープが≪マサルのマヂックステッカー≫

 
 はさみを使わなくても手で切れるので、作業のとき便利です。


 ところが、このテープ、実はこんな用途のために製造・販売されているものではないのです。
 マサル工業は、電話のケーブル保護カバー「ワイヤプロテクタ」の製造から始まった会社ということですが、その保護カバー(配線カバーというらしい)を床にくっつける両面テープが、このマヂックステッカーなのです。

 私たちも、最初は何の意識もなくこのテープを使っていたのですが、いつの頃か「床用」「ワイヤプロテクタ取付用」などと書いてあるのを見て、なんだろうか?、もしかして目的外使用をしているのでは? と疑問に思い始めたのです。

 今回調べてみて、本当の用途が判明した次第。

 でも、それはそれとして。
 これからも心強い味方≪マサルのマヂックステッカー≫で、いろんなものを貼り続けます!





お盆休みは<なにわ歴博>へ!






 残暑が厳しいですが、お盆休みでゆっくりされる方も多いと思います。
 また、大阪に帰省される方もいらっしゃることでしょう。

 大阪歴史博物館(なにわ歴博)は、大阪城公園の南西、地下鉄谷町四丁目駅すぐのところにあります。


   外観


 常設展示は、<都市おおさかの歩み>がテーマ。古代から近現代まで、リアルな実物大復元・模型や、豊富な実物資料で、大阪の歴史が楽しく学べます。


常設展示
10階・古代フロアの難波宮大極殿の復元


常設展示

常設展示
リアルさが売りの9階・近世フロアの模型


常設展示
7階・近現代フロアもリアルです! これは公設市場


 クイズをしながら展示を見る小中学生向けの「スタンプラリー」もあり、体験型コーナー「ハンズオン」も開催しています。


 最上階10階からは、大阪城が一望!


   常設展示
   この景色は、ここだけ !!


 さらに、8月26日(日)までは、特別企画展「大阪を襲った地震と津波」も開催中です。


   地震と津波展


 夏休みのひととき、大阪歴史博物館にぜひお越しください!





講演会2題






 今日は、お盆明けに行う講演会についてのご案内です!

 1つめは、特別企画展「大阪を襲った地震と津波」の講演会。

 8月19日(日)午後2時から開催される「歴史に学ぶ防災の知恵」です。

 今回の展覧会では、地震や津波について歴史的に振り返っていますが、講演会では自然災害や事故などの防災を研究されている宮野道雄さん(大阪市立大学副学長)をお招きします。


 2つめは、特集展示「新発見!なにわの考古学2012」の講演会。

 8月25日(土)午後1時30分から開催します。
 京都市埋蔵文化財研究所の網伸也さんの「四天王寺伽藍の造営とその源流」、そして当館学芸員の寺井誠が「平成23年度大阪市内の発掘調査」と題してお話します。

 いずれも、詳しくは、<大阪歴史博物館ホームページ> をご覧ください !!





為末大『走る哲学』






 ロンドン五輪も中盤。陸上競技も始まりましたね!

 五輪に出るようなトップアスリートの思考は、往々にして、われわれの想像するところとは懸け離れているものです。
 今日ご紹介する1冊は、為末大『走る哲学』(扶桑社新書、2012)。


   走る哲学


 為末選手は、世界陸上の400mハードルで2度の銅メダルを獲得した日本記録保持者です。ロンドン五輪の出場はならず、第一線を退きました。
 その果敢な走りは「侍ハードラ―」の異名を取り、現役時代から「ストリート陸上」開催に象徴されるように、陸上競技の普及や社会貢献に強い関心を持ってきました。その経歴も、大学卒業後、大阪の有名企業に入るのですが、すぐにやめて、プロとして世界を転戦する道を選びます。企業所属のアスリートが多かった当時、為末選手の選択は注目を集めました。

 実際のレースを見ると、とても速いのです! ハードル選手としては小柄な方なので、速さがより強調されるのでしょうね。
 最後となった大阪・長居でのレース、1台目でこけちゃいましたが、彼らしい清々しいラストランでした。


長居競技場の日本陸上


 その著書『走る哲学』は、2年間つづけているツイッターを活字化したもの。アスリートの日々の思考が生き生きと綴られています。

 内容を少しだけご紹介します。



 僕らの仕事はやっぱりどこまでいっても結果が全てで、勝たないとどうにもならない。

 (中略)

 勝負強くなりたくて勝負にこだわり続ければ、自分の中で勝ち負けの比重が大きくなりすぎて、勝負に強いストレスを感じる。反対に勝負にこだわらないと勝ち負けの比重が大きくないから、いざ勝負の時にのびのびプレーできたりする。失敗したら終わりですよと言うと大体みんな動きが悪くなる。

 アメリカに来て驚いたのは、子どもに関しては徹底して結果主義じゃない事。とにかく努力と姿勢を褒める。それがオリンピックとかになると急に結果主義になる。なのに勝負強い。負けて選手村に戻ってきて、次があるさ、という風に平気で笑いながら食事をしている姿が印象に残っている。

 (中略)

 子どもを勝負弱くさせるのは簡単。失敗したらおしまいだよと言い続ける事。そうすれば失敗を恐れ、挑戦を恐れ、評価を気にするようになり、縮こまる。

 (中略)

 恐れは心を縛り、動きも縛る。そもそもその恐れが何処から来ているかをよく知るのが結果につながる。結果を出すために結果にこだわらないで楽しむ姿勢でいるという矛盾を、自分の中に上手に同居させる事が大事だと僕は思う。 (「結果を出す事と結果にこだわる事」)



 五輪中なので、それに絡んだ項をご紹介しました。でも、これはスポーツに限らず、いろいろなことに当てはまりそうですね。

 要は、人間の(あるいは自分の)心の動きを把握して、それをコントロールすることが大切だと、為末さんは言います。
 「調整がうまいという事は、安定できる事ではなく揺らぎがコントロールできる事」(「変化をつける」)という言からも、それはわかります。

 1冊のなかに、どこか自分の琴線にふれる箇所があるような本。
 オリンピック観戦のお伴としても最適です。
 
 



「出口問題」






 昨日に引き続き、今日も地下鉄関係の話題を。


   9号出口


 写真は、地下鉄「谷町四丁目」駅の⑨号出口です。
 この前に大阪歴史博物館が建っています。

 大阪市営地下鉄の各駅の出口には番号が付けられています。谷町四丁目駅には、①号(A、B)から⑪号までの出口があります。この駅は、谷町線と中央線が交差しているため、出口も東西南北に広がっています。

 さて、何が「問題」なのか? というと、大阪歴史博物館への最寄り出口は何号か、ということなのです。

 参考のため、駅の構内図をリンクさせておきます。⇒ <谷町四丁目駅・駅ガイド>

 駅は、L字形に広がっており、当館は、L字の右斜め上に位置するのです。
 そのため、2つの出口が最寄りになります。

 L字の上の方の出口が②号出口、右の方の出口が⑨号出口です。

 さてさて、重要な「問題」は、この出口をお客さまに案内するとき、どちらを案内すればよいか、ということ。
 たとえば、来館者が谷町線に乗車された場合、多くは②号が近くなります。ただし、同じ車両でも天王寺側に乗ると⑨号も近くなってきます。
 一方、中央線に乗車されると、⑨号の方が近くなります。

 そんななかで…
 現在、当館が公式に案内しているのは、⑨号出口。<地下鉄「谷町四丁目」駅⑨号出口前>と表記しています。
 この理由は、②号出口から当館の入口(エントランス)までは約300mあり、出口から見えないため、道がわかりづらい(実際はまっすぐの1本道ですが)。一方、⑨号出口は、出たら目の前に建物がそびえているので、たいへんわかりやすい。だから、⑨号を案内しています--ということです。

 ところが…
 ここのところ、お客さまから「案内がわかりづらい」という声を頂戴しています。
 なぜかというと、駅ホームの案内表示と歴博の案内が異なる、ということなのです。

 さっそく駅で子細を確かめてみると、谷町線ホームでは②号出口が案内されており、中央線ホームでは⑨号出口が案内されています。
 こうなると、谷町線で下車された場合、駅の案内が正しいのか、歴博の案内が正しいのか、わからなくなります。

 このような事情ですので、現在、改善を検討中です。
 お客さまの立場に立った、わかりやすいご案内に努めたいと考えています。
 




地下鉄の車内放送はじめました!






 8月1日から、大阪市営地下鉄の谷町線で、大阪歴史博物館の車内放送を始めました!

 谷町四丁目駅に到着する直前に、当館を案内するアナウンスが流れるようになりました。
 私も車内で聴きましたが、なかなかインパクトがあります。
 今日もある会合で、早速「聴いたよ」という方も !!

 セリフは、聴いてのお楽しみ! ぜひ一度お聴きください。

 なお、放送は1編成おきに流れますので、乗られた車両で聴けなかったときは、ごめんなさい。
 また、中央線では放送されません。




プロフィール

なにわ歴博

Author:なにわ歴博
大阪歴史博物館

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。