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特集展示の資料撮影






 今日は、春らしく暖かかったですね。
 私は、次回の特集展示<懐かしい市電とバスのある風景>を担当しています(会期:5月25日~7月4日)
 この展覧会は、大阪市交通局が所蔵する貴重な写真・ポスター・模型などを展示するものです。

 今日はその準備のため、伊藤純学芸員とともに、西区九条にある交通局へ行き、パネルにする写真を撮影してきました。
 今日の写真は、主として昭和3年(1928)に撮影された台紙貼りのもので、これまであまり公開されていないカットも含まれています。
 私も仕事柄、近代大阪の写真をたくさん見ますが、見たことのない新鮮なカットも多いのです。

 たとえば、この写真は、北浜の交差点を写したものです。難波橋の上から南を向いて撮っています。


   1928年の北浜交差点 大阪市交通局蔵


 画面中央に市電の線路が敷かれています。このあたり、電気局(当時の名称です)らしい視線を感じます。
 レ-ルの向かっている先(南の方)の街路は、堺筋です。この時代、まだ御堂筋は拡幅工事中ですので、大阪で最も広い街路のひとつが、この堺筋でした。12間(約22m)幅ありました。
 画面の左に煉瓦造の建物が写っています。これが、大阪株式取引所(現在の大阪証券取引所)です。現在、ファサード保存されている特徴的な建物は昭和10年(1935)築ですので、昭和3年(1928)時点では未だ明治の香りがする煉瓦の建物です。
 株式取引所の右横の電柱の向こうには、三越が写っています。この建物も、阪神淡路大震災のあと、取り壊されてしまいました。通りの向かい側には、現在の新井ビルや高麗橋野村ビルが建っています。
 画面中央やや右にバスが2台写っています。市営バスと思って、これを拡大してみると、車体に“OSAKA MOTOR BUS COMPANY”と書いてあるように見える。つまり、これは市営バスではなくて民営の<大阪乗合自動車>なのでは? 電気局の撮影写真としては、ちょっとまずいかも?

 この写真、台紙に書かれたタイトルは<ラッシュアワーの堺筋>。橋詰めの時計をよく見ると、午前8時50分。朝のラッシュなのでしょう。
 それにしても、一番手前に、シャツにカンカン帽をかぶった男性が手押し車を押しているのが、なんだか不思議です。これも交通機関の1つだと、わざと撮ったのなら、なかなか洒落たカメラマンですね。

 特集展示では、たとえば、こんな写真を展示します。






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