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ふらっと、夏の奈良公園






 目的のない旅って、したことありますか?
 
 今日は、空き時間ができたので、夏の午後、久しぶりに奈良に出掛けてみました。


   奈良公園


 別に、奈良に来るつもりだったわけでもない。ましてや、奈良公園に行こうというわけでもなかった。
 なんとなく、来ていました。
 だから、どこに行くとも決まっていません。


   奈良公園


 まず、ここを通ります。おなじみの奈良国立博物館。いわゆる「奈良博」。
 
 明治28年(1895)に開館した奈良帝室博物館。その建物がこれで、設計は日本の宮廷建築家として知られる片山東熊。
 ペアコラム(2本セットの円柱)の上に、櫛形のペディメント(破風)を乗せたゴージャスな雰囲気。細部にいたるまで、バロック、ロココ的な印象で、なかなか好きですね、これ。

 どこに行っても、なじみの建築には挨拶をするのですが、次はこれ。


   奈良公園


 奈良県物産陳列所。現在は奈良博の仏教美術資料研究センター。明治35年(1902)竣工。設計は、大陸の古建築の研究家として著名な関野貞。
 いわゆる「近代和風」の建築なので、ガラス窓が多いのが特徴。写真の左側には、天窓まで設けられています。物産館として建てられたので、採光は大切な要件だったのでしょう。
 私は、これまでこのなかに入ったことはないのですが、来月(8月3日)から公開が再開されるそうです。図書などの閲覧目的で利用できます(詳しくは奈良博のHPで)。一度入ってみたいものです。

 奈良では、この前後に、奈良県庁(現存せず)、奈良ホテルなど、木造の近代和風建築が造られています。


   奈良公園


 この建物の近くに、大きなムクロジの木があります。目通り(幹の周囲)4.5mの大木。よくみると、木の中から竹が生えている!
 奈良公園は、植物の宝庫でもあるのですね。


 そのあと、久しぶりに春日大社に向かいました。

 こんな石灯篭が…


   奈良公園


 春日大社の参道には、大阪の商人が寄進した石灯篭(献灯)が多いのですが、これは砂糖商・伊藤茂七が奉納したもの。
 側面をよくみると、寄進の由来が刻まれているのですが、今日は双眼鏡を持っていないので、よく見えない。明治40年に納められたことは分かります。どうも、この伊藤氏の祖父が春日大社を崇敬していたらしく、その50年忌に際し納めたもののようです(見間違えていたらごめんなさい)。

 さらに歩くと、大きな楠が…


   奈良公園


 幹の下に「明治天皇玉座趾」の碑が立っています。解説板によると、明治41年(1908)に飛火野で行われた陸軍大演習を明治天皇が観兵。そのとき玉座が置かれた場所に、この楠が植えられたといいます。目通り4.25mの大きな木。百年でこんなに育つのかなあ。

 本殿に向かう途中、二の鳥居の手前に、こんな建物が。


   奈良公園

 
 車舎(くるまやどり)。創建は、貞観元年(859)といいます。
 牛車などを停めておく建物。寛永9年(1632)の建造で、重要文化財です。もしかすると現存最古のガレージかも !?
 類例をよく知らないのですが、妻側に壁があるだけのごく簡素な建物で、流造り。五間なので、牛車が5両停められたのかな?

 このあと、参拝。
 付近には、酒殿や竈殿といった殿舎もあります。

 若草山の麓を通り、東大寺の法華堂、二月堂へも行きました。法華堂は修復途中で、昔の荘厳な雰囲気とは随分異なっていました。
 
 帰路、お参りするつもりもなかったのですが、なんとなく大仏様を拝したくなり、久しぶりに拝観しました。
 大仏殿の大きさに、改めてビックリ!

 わずか3時間のミニ・トリップでしたが、初めてのものもたくさん見たし、いろいろ勉強になりました。
 奈良公園は、やっぱり史跡の宝庫ですね。書き切れなかったものも含めて、視点を変えれば、いろんなものが見えてくる。

 おまけ情報。
 今秋、東大寺南大門の脇に「東大寺ミュージアム」が開館するそうです(2011年10月10日予定)。国宝の仏さまが安置される機会もあるそうです。






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Re: びっくりしました!


 なにわ歴博ブログ、ご覧いただきまして、ありがとうございます。

 そうですか、伊藤茂七さんはご先祖さまですか。
 あの灯籠を見たのは一昨年ですが、大阪の砂糖商と書いてあったので、紹介してみました。
 側面の由来書は読めなかったのですが、今度行く機会があったら単眼鏡でじっくり読んでみます。

 取り急ぎ御礼まで。

   大阪歴史博物館 企画広報課 船越
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