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学芸員が悩むこと。






 学芸員をやっていると、日々悩みが尽きませんね。
 まあ、仕事をやっていれば、どんな職業でも悩みは多いわけですが…

 なぜ急にこんな話題を書こうと思ったかというと、明日から巷では<3連休>だと気付いたから。
 世の中には、土日祝も仕事の方は多いのですが、学芸員も同様です。当館はローテーション勤務ですが、3連休という設定はありません(苦笑)。私個人の実態でいうと、この4月からの15週間で、2連休すら半分に満たないのです(超苦笑)。まあ、ワーカホリックだねと、笑われてしまいますね。


   手帳 手帳が泣いている…


 その学芸員的悩み、いろいろありますが…

 たとえば、学芸員の人数。

 大阪歴史博物館の学芸員は、現在19名です。これは、西日本の博物館では、トップクラスの多さです。そういう意味では、恵まれているといえます。
 しかし、展覧会を回していくという意味では、人数不足は否めません。

 当館は、特別展を年4~5本、特集展示(ミニ企画展)を年6~7本ほど開催しています。
 特別展には、主担当の学芸員1名、副担当1名、さらに分担担当が付く場合もあります。
 特集展示には、ふつう1名の学芸員が担当となります。

 特別展は、少なくとも2年先まで視野に入れ、特集展示も翌年まで見越して学芸員を配置します。ダブりは極力避けねばならず、課長級の学芸員(4名)は基本的には直接の担当には入りませんから、人員はもう“かつかつ”になります。つまり、足りないくらい。

 私は立場上、人員調整も行うのですが、どうしても人が不足するのです。
 当館の20名弱の学芸員は、一般論としては多いのですが、事業量からみると、少ない気もします。

 博物館の仕事は、展覧会だけではありません。講座や見学会などの、いわゆる普及事業もたくさんあります(当館は極めて多いです)。
 また、館を運営・維持するための日常業務も結構たくさんあります。
 私は、企画広報課に籍を置き、広報・宣伝業務も行っていますから、笑い話的ですが、広告代理店からの営業電話の対応だけでもかなりの数にのぼります。
 また、マスコミからの質問、資料提供、取材依頼もなかなか多く、今日も在阪テレビ局の取材に応じていました。

 そういった多種多様な日常業務もこなしながら、展覧会という学芸業務もこなす。どうやったら、よい展覧会が可能になるのか、難しい問題です。

 このような学芸員の日常は、観覧者の方には、ほとんど知られていないでしょう。しかし、いかにして学芸業務を改善するかは、とても重要な課題なのです。内部的な工夫でやりくりできる部分もありますが、構造的に解決が難しい問題もあります。
 それを解決するためには、利用者のみなさんに博物館の仕事をご理解いただくことが、とても大切です。けれども、今それが十分果たされているとは思えません。

 ほんとうの意味での“普及”事業が、いまこそ大事になっているのです。







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