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リニューアルされた京都文化博物館に行ってきた






 今日は、毎年行われている<映画の復元と保存に関するワークショップ>に参加してきました。会場は、京都文化博物館。
 全国から、映画・映像に関心のある人たち100名余りが参加する会合です。催しは、明日も続くので、詳しくは次回に報告します。


   京都文化博物館



 ということで、今日は会場となった京都文化博物館のリニューアルについて。

 京都文博は、1988年の開館です。
 昨年聞いたところによると、今回のリニューアルはかなり大規模なもので、私たち大阪歴史博物館の常設展示の製作費(開館時)の1/3ほどになる予算だそうです。
 この7月にリニューアルオープンしました。

 行ってみて驚いたのは、展示室だけでなく、建物の空間にもかなり手を入れていたことです。


   京都文化博物館


 エントランスホールの雰囲気も変わりました。
 博物館でよく見かけるB社のショップが、とても目立つ位置に構えられています(写真右端)。絵葉書などがたくさん売られていて楽しいですね。でも、館のロゴ入りのエコバッグが1,200円したのは、ちょっとびっくり!

 今日、私たちが使用したのは、3階のフィルムシアターです。
 以前はフラットな床で、仮設の椅子でした。
 それが、階段状の約170席あるホールになり、椅子もとても座りやすくなりました。京都の他のシネコンと比べても、一番心地よい気さえします(お世辞でなく)。


   京都文化博物館
 
 
 フィルムシアターのリニューアルについては、同館の学芸員・森脇清隆さんが説明してくださいました。

 無声映画など、昔の映画も上映するホールですから、映写機も映写速度が可変になっています。お話では、10コマ/秒~30コマ/秒の範囲で、1コマごとに可変できるとのこと。つまり、通常の24コマ/秒もできれば、もっと落とすこともできる。
 今日は、昭和初期の「槍供養」という作品で可変ぶりを見せていただきましたが、14コマ/秒や12コマ/秒まで落としても、案外違和感なく見られることが分かりました。

 また、休憩時間を利用して、展示室を見学してみました。

 常設展示室は、「総合展示」という名称になりました。
 2階に、古代から近代までの通史展示があります。今日は、3階は閉室でした。おもしろいのは、この3階は総合展示の一部にもなれば、特別展示室にもなるということです。つまり、2階と3階を総合展示にする使い方と、4階と3階を特別展示室にする使い方ができるということです。
 一般的には、500円である総合展示のフロアが増減するのは不可思議なのですが、そういう設定のようです。
 
 展示室には、平安・鎌倉・室町・江戸の4時代の屏風を映像展示する大壁面が注目です。洛中洛外図屏風などを、解説入りで5分程度投影します。

 コーナーは、「京の歴史」「京のまつり」「京の至宝と文化」に分かれています。「至宝と文化」は実物資料をじっくりみせる部屋です。従前同様に京都の通史(「京の歴史」)は、さらっと流すスタイルですね。

 展示ケースは、私たち大阪歴史博物館と同じK社のものだそうで、似ていますね(笑)。しかし、腰が低くて、床から50cmくらいからガラス面が立ち上がっています。
 当館のケースは前面ガラスを開閉して陳列作業をするタイプですが、ここは両サイドに扉が付いていて、そこから中に入って陳列するタイプです。こちらの方がポピュラーでしょうね。

 最近、博物館の照明はLEDを導入する例が増えていますが、この展示室では採用されていません。同館でも一般の空間やシアターでは採用されていますが、展示室では展示資料の再現性を考慮されてLEDにしなかったとお聞きしました。
 私なども、展示室におけるLED照明の使用には、若干保守的な感想を抱いています。

 キャプション(題簽)の文字サイズは、館によって個性がありますが、当館などに比べれば、やや小さめです。パネルも同様ですね。

 総じて、京都らしい、あるいは京都文博らしい、ゆったりとした展示室のつくり方でした。

 京都生まれ、京都育ちの私としては、京都文化博物館に期待しています。
 大阪と京都で、ともにガンバっていきましょう!






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