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学芸員実習に思う(5) ~ 実習生にアンケートを取ってみた! ~






 前回の「学芸員実習に思う(4)」で、大学生(実習生)は学芸員という仕事をどう思っているのだろう? と書きました。

 さっそく、その疑問を解消すべく、今日の実習で学生さんに協力いただいて、アンケートを取ってみました!

 20人ほどに尋ねましたが、少し意外でもあり、さもありなんと思う結果でもありました。

 意外に多かったのが、次のような回答です。

 ≪展覧会などを通じて、研究を広く一般社会に発信できる仕事≫
 ≪研究の場と一般の人々をつなぐ仕事≫

 3分の1近い学生さんが、こういう答えでした。
 そうかぁ、いわゆる「インタープリター(翻訳者)」という考え方ですね。

 ≪研究と教育・普及の両立≫という答えもありました。
 専門的な難しい事柄を噛み砕いて伝えることは重要なことです。

 次に多かったのが、こういう意見でした。

 ≪自分の好きな分野に携われる反面、雑多な仕事が多そう≫
 ≪本来は研究職で、展覧会などに向けて準備することが仕事でありながら、それ以外の雑務が多い≫

 これは、前回私が書いた「雑用」のことですね。
 
 関連して、このような言葉も。

 ≪自分の専門の研究を続けられる、と思っていた≫
 ≪自分の好きなものにかこまれていられるとイメージしていた≫

 二人とも“過去形”です!

 3日間、当館で学芸員から話を聞いて、やはり「雑用」の多さに・・・という感じかも知れませんね。
 できれば、「雑用」「雑務」という言葉を使わずに、細やかに学芸員の仕事を見て、なぜその仕事が行われているのかを考えてもらえると有り難いです。そうすることによって、その仕事を「雑」でなくせるかも知れないし、反対に無駄な仕事として削減することができるかも知れませんから。

 たくさん書いてもらったなかで、ひとつあったのは、

 ≪裏方≫

 というコメントです。
 案外、現場の学芸員には、こういう気持ちの人も多いのではないでしょうか。
 
 実は、今日のアンケートの別の設問に、こういうのがありました。

 【 大阪歴史博物館の「ここは直した方がよいところ」を教えてください 】

 その答えに、こういう意見があったのです。

 ≪直した方が、というかは分かりませんが、学芸員の皆さんが研究や専門分野、お仕事について、いきいきと楽しそうに(?)語られる姿が、一般の方にももっと見えればいいのに、と思いました≫

 あたたかいご意見、ありがとう。
 学芸員の“顔”が見えない、というのは、ふだんも言われることです。
 裏方だけど、少しは前に出た方がいい、という感じ?

 実習生のコメントを読んでいると、“学芸員が展示室などに立って、お客さまと会話を楽しんでいる”、なんていう絵も浮かんできます。
 そういうの、アットホームでいいですよね。

 とりあえず、今日はアンケートの速報でした。
 貴重な声を、ゆっくり噛みしめて考えてみたいと思います。

 ご協力いただいた実習生のみなさん、ありがとう!





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