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「日本の美術」の休刊






 過日、博物館あてに、(株)ぎょうせいの『日本の美術』編集部から、<『日本の美術』休刊のお知らせ>という通知が届いた。

 新聞にも報道されたので、ご承知の方も多いと思う。

 昭和41年(1966)、東京・京都・奈良の国立博物館監修のもと刊行され、545号まで出されてきた。毎号、テーマを定めて、あたかも絵入り小百科の感を呈しており、役立つ雑誌だった。近年は、版元も至文堂からぎょうせいに交代。内容も、もともとは古美術の特集が多かったが、最近では近代もの(産業遺産など)も取り上げるようになっていた。

 休刊の理由として、出版不況、紙離れの進展で、出版事業の効率化を図っていく必要が生じ、この決断に踏み切ったという。報道では、部数減で収益確保が難しくなったともある。
 最近号の価格は、1,850円(税込)だったから、部数が減少するのもやむを得ないかも知れない。


   日本の美術
   第536号<奈良の鎌倉時代彫刻>


 それにしても。

 たとえば、シニア向け雑誌で、旅・社寺・仏像・古美術・古典文学・芸能などをテーマにした雑誌は、書店でもたくさん棚に並んでいる。
 そういった雑誌が好むテーマと、「日本の美術」が取り上げてきたテーマとは、重なる部分が多い。
 ただ、前者を見ると、かなり初心者向きで平易に書かれており、後者は専門家の手になる硬派な文章とかっちりとした写真からなる。良し悪しではなく、前者の方がマーケットとしては広いということなのだろう。
 

   日本の美術


 当館書庫のブックトラックに積まれた「日本の美術」。今日は、たまたま作業中で、このトラック以外にも数多くの「日本の美術」があった。

 半世紀近い伝統。

 なんとか新しい形で、この雑誌を継続できないものだろうか。
 





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