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職業病?






 学芸員をやっていて、“職業病”だなぁ、と思う性癖があります。
 2、3思い当たるのですが、今日はそのひとつを紹介。

 なにかというと、どこに行っても≪人の数を数えてしまう≫というもの。
 
 毎日、展覧会に何人お客さまが来て下さったかとか、講演会や見学会に何人来て下さったかとか、すごく気にしています。

 そのためか、たとえば、スポーツ観戦に行っても、スタジアムに何人入っているか、数えてしまう。
 結構、正確に数えようとするので、場合によっては、双眼鏡を使って数えてしまう。
 朝数えて、午後にまた数えてしまう。
 などなど。
 気になって仕方がない。

 継続的に数えているのが、映画館のお客さんの入りです。
 自分の観た作品に何人来ているのか、それを数える。

 今年から、新たに計測し始めたのは、その“白髪率”。
 後ろから見て、白髪頭などの数を数えるのです。
 これで、およそ40~50歳代以上の中高年の観客の割合が測定できます。

 今日は休みだったので、2本映画を観てきました。
 1つが、「冷たい熱帯魚」(園子温監督作品)。
 およそ50人の入り。平日の昼間、かつ園監督の作品としては、かなり入っていて驚き。
 そして、白髪率も約50%。予想よりも高い。園監督は、前々作の「愛のむきだし」でかなりメジャー化したのですが、どちらかというと過激な作風。「冷たい…」も、スプラッターな描写もありますから、中高年の方にこれほど支持されるとは、かなり意外です。

 そのあと観たのが、「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」(瀬田なつき監督作品)。
 お客さんは28人で、白髪は、なんと私1人! 詳しく観察したところ、私と同年輩の女性(白髪ではない)が1人いるだけで、あとはほとんど、学生など20歳代の若者でした。中高年の率は、わずか7%です。
 原作はライトノベル、主演は大政絢(20歳です)。中高年の方が観る要素は、ほとんどないのでしょうね。

 今年、白髪率が低かった作品は、「ノルウェイの森」で、約13%でした。他に米映画の「ソーシャルネットワーク」、これはフェイスブックというSNSの誕生譚なので、約15%と低いのもうなずけます。
 一方、「僕と妻の1778の物語」が約15%というのが、意外。若い夫婦(草剛・竹内結子)が主人公のせいかもしれませんが、やはり草クン人気なのでしょうか。

 近年の傾向と思いますが、若い人の観る作品と中高年の方の観る作品が割れる傾向にありますね。
 昨秋から暮れの「桜田門外ノ変」「武士の家計簿」「最後の忠臣蔵」などは、年配向きでしたしね。
 他の文化ジャンルと同じく、映画でも世代間ギャップが激しくなっているように思います。
 もちろん、博物館の展覧会でも、そのたびごとにお客さまの層が異なっていることが観察されます。

 それにしても。
 たとえば、昨年「名探偵コナン」の劇場版などを観に行くと、お客さんがほとんど高校生で、私など、最高齢です(笑)
 でも、若い人に交じって映画を観るのも、結構たのしくていいですよ。



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