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特集展示「古文書からみる大坂の町」、開催中です!






 先週から、特集展示「古文書からみる大坂の町」が始まりました。


   古文書展


 舞台は、江戸時代の大坂。
 ひとびとのどんな姿が浮かび上がってくるのか?


   古文書展 会場風景


 担当学芸員の手によって、古文書が分かりやすく読み解かれています。

 私が注目した資料は、これ!


   古文書展
   御加番下宿諸控(本館蔵、小山敏子氏寄贈)


 大坂城を警備する武士が交代する時の資料です。

 地方から交代のため大坂に来た武士は、交代待ちの日々、市中の町家に宿泊したそうです。
 武士が泊まった家では、当然食事も出すわけで、その献立を書いたのが、この古文書です。 

 文政2年(1819)7月から8月のこと、現在の福島県にあった湯長谷(ゆながや)藩・内藤家の家臣たち4名が宿泊しました。

 上の写真は、彼らに出した7月29日の献立を記した箇所です。
 いったい、何を食べているんだろうか? 興味津々…

 まず、朝食。
 
 メインは、スズキ(鱸)の塩焼き。
 ほぉ、焼き魚ですね。おいしそう。
 そして、みそ汁。朝ごはんらしくて、いいですね。

 次は、昼食(中食)。

 こんにゃく、ゆば、椎茸にしめ…、そして「坐禅豆」? なんだ、これは?
 
 調べてみると、小豆や大豆を甘く煮しめたもの、とあります。
 そうか、昔からよく食べるやつですね。ちょっと豆にしわが寄っていて。典型的なお惣菜メニュー。
 黒豆でやることもありますよね、おせち料理に入っています。

 昼ごはんは、質素でほっとしますね。
 でも、お昼も家で食べたのか… できれば外食してほしい(笑)

 さて、最後は夕食。

 まず、茶めし。これは、奈良名物の茶がゆみたいなもの。
 そして、生貝や長芋… ウスクズ(薄葛)と書いてあるから、とろっとした「あん」をかけたのでしょう。
 それに、小蕗(フキ)ですね。

 ちなみに、翌8月1日は、朝がタイの切身いり付け、小かぶら汁、カツオ生酢。
 昼が、なんと湯豆腐!
 夜が、イセエビ、山のいも、いわたけ、イワシのぬたでした。

 焼物、煮物、あえもの、めし、汁物など、バラエティーに富んでいて悪くない食事ですね。ふだんの町家の献立よりも「もてなし」ということで、少しグレードアップしているのではないでしょうか。

 でも、東北武士の口には合わない味付けで、みんな顔をしかめて食べたかも知れませんが…

 古文書も、想像力を働かせて読んでみると、おもしろいですね!!

 特集展示「古文書からみる大坂の町」は、12月5日(月)まで、大阪歴史博物館・8階・特集展示室で開催中です!
 学芸員による展示解説もありますので、ぜひご来館ください。






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