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古書市に行く






 今日は、古書市に行ってきました。


   古本市


 学芸員のなかには、仕事柄、古美術や古書に関心のある人も多く、自分でたくさんコレクションしておられる方も見受けられます。
 
 私は、特に収集癖はなく、調べ物などに必要な資料として古書を求めています。


   古本市


 お寺の境内で行われています。
 朝なので、比較的空いていますね。

 今日は余り時間がなかったので、そそくさと物色しました。

 インターネットでも古書が買える時代ですが、こういうところで未知の本に出会えるのが、また愉しいのですね。

 今日求めたもので、少し面白かったのは、京都府立京都第二高等女学校校友会編『近畿地方修学旅行案内』(大正13年初版、昭和4年再版)。
 女学校の社会見学用ガイドブックですが、ほとんど京都について触れるなか、若干5ページだけ、大阪について記述しています。そこに書かれていることが、とてもおもしろい!
 それは、大阪の特徴について記述した部分で、少し紹介してみましょう。

 ○大阪の名物は橋と煙突となり。○大阪自慢の一は義太夫なり。○大阪児は実行の民なり。○大阪は昆布の都なり。○大阪は広告の都なり。○大阪は没趣味の処なり。○東京が昼の都なれば大阪は夜の都なり。○大阪は分量主義なり。○大阪は海の都海運の都なり。○専門街の多きは大阪の特色なり。○大阪は商業魂の坩堝(るつぼ)なり。(後略)

 これは、横山達三という人の『新人国記』(1911)からの抜粋だそうです。
 なかなか、的を射た評で舌を巻きます。

 横山達三(健堂)は、東京帝大で歴史学者・三上参次に師事し、「黒頭巾」という筆名で読売新聞に「新人国記」を連載したそうです。大阪の天王寺中学で教鞭をとっていた時期もあるようです。

 大阪自慢は義太夫(節)だとか、昆布の都だとか、夜の都だとか、一々的確な指摘ですね。明治末の大阪を評した言葉として記憶に留めておきたいものです。一度原典を調べてみましょう。

 みなさんも、たまには古書市・古書店をのぞかれてはいかがでしょうか。




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