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同志社女子大学との歴史講座、開催しました!






 今日は3連休の中日。好天になり、4階・講堂では、同志社女子大学と共同で、歴史講座を行いました。
 タイトルは、「源氏物語の雅 なにわの華」。
 京都の大学と大阪の博物館とのコラボレーションらしいネーミングですね。



同志社女子大講座1


 大阪歴史博物館では、いろいろな団体の方々と共催で講座やイベントを実施しています。歴史のジャンルだけでなく、芸能あり、音楽あり、映画あり、とさまざま。バロック音楽のイベントさえあります。
 同女さんとの講座は3回目。京田辺のキャンパスは、大阪からもJR学研都市線で直結です。



同志社女子大講座2


 最初の講師は、同志社女子大学の吉海直人教授です。演題は、「『源氏物語』の桐壺帝後宮をめぐって」。
 お話の最初に、「伊勢物語」を例に、文学の受容に関する話をされました。「伊勢」に出てくる富士山について、それを知らない人に比叡山を20ばかり重ねたような山だ、と比喩するくだり。長崎出身の吉海先生は、比叡山を知らなかった自分などはその読者じゃないのだとおっしゃる。つまり、比叡山が見える場所に住んでいる人たちだけが「伊勢」の読者なのだ、と。もちろん、「源氏物語」も同様である、と。

 そこから考えなければならないのは、当時の読者(受容者)の“常識”ですよね。現代人の常識と当時の読者の常識とは異なるわけです。

 「源氏」の桐壺の巻について、先生は“桐壺”という用例が「源氏」以前には見出せないということから、当時の人にとっては目新しい言葉だと説かれる。
 桐壺と同じ意味の淑景舎(しげいしゃ=御所のなかの北東隅にある)の用例はあるが、実際にそこにいた女性は三条院の女御・藤原原子(定子の妹)だけである。
 つまり、桐壺と聞いて、当時の読者は、血を吐いて亡くなった原子をイメージしたのではないか、と。

 なるほど。
 ただし、先生曰く、この吉海説は、学界ではまだ受け入れられていないとのこと。
 私は国文学の専門ではないのでわかりかねますが、古典の読みは深い方が楽しいですよね!


同志社女子大講座4


 そのあと、当館の脇田修館長が、「元禄時代の大坂の町と文化」と題してお話させていただきました。


同志社女子大講座3


 それにしても、満員です。実は、別室でもモニター画面を通して、聴講している皆さんがおられるのです(ご不便お掛けしてすみませんでした)。
 人気の講座です。
 学校時代に嫌々やる勉強と違って、大人になってから自由に学ぶ学問はいいですよね。また、ご参加ください!


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