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「平清盛」を見ながら…





 NHK大河ドラマ「平清盛」。

 3か月が経ち、物語も11話まで進みました。
 清盛(松山ケンイチ)の妻・明子(加藤あい)が、ついに亡くなってしまいました。
 そして、以前ちょこっと出ていた時子(深田恭子)が再登場。しかし清盛は、時子と出会っても過去に2度遭遇した場面を思い出せず、時子の顰蹙を買うのですが…
 でも、来週からは急接近するのでしょうね。

 11話の視聴率が出ました。13.2%(関東地区、以下同じ)。シリーズ最低の数字…
 裏番組に食われたのか、はたまた別要因なのか?
 1話からの視聴率の変化は次の通りです。


  第1話 17.3%
  第2話 17.8%
  第3話 17.2%
  第4話 17.5%
  第5話 16.0%
  第6話 13.3%
  第7話 14.4%
  第8話 15.0%
  第9話 13.4%
  第10話 14.7%
  第11話 13.2%

 6話からの凋落が悲しい…
 しかし大河だけあって、一流俳優勢揃いです。私は中井貴一をリスペクトし、深田恭子を支持するものなので、特に後者の活躍がこれから楽しみです。どの作品に出ても全く演技を変えない“大女優”の風格は、大河でも健在です。「画面が汚い」と言われたイメージを払拭してくれること間違いありません。視聴率につながるかは保証の限りではありませんが。

 それにしても、「平清盛」のおかげで、院政期についていろいろ勉強になっています。
 ということで、今日は少しだけ、おすすめ本の紹介を。

 五味文彦『後白河院 王の歌』(山川出版社、2011年)。
 
 
後白河院


 後白河法皇、ドラマではまだ雅仁親王ですね。松田翔太が演じています。
 本書は、中世史の大家が、院の愛した今様に焦点をあて、その心根をさぐった力作です。
 今様に吐露された院の心情が生々しく伝わってきます。個人的には、院の観音信仰のことなどが詳しくわかってうれしかったですね。

 その関連で、『新訂 梁塵秘抄』(岩波文庫)を。
 後白河院の集めた今様集でありながら、収録された「梁塵秘抄口伝集(抄)」も興味深い。私は、熊野詣で千手観音を感得したくだりなどが面白かったです。

 また、この時期の世相を活写した『今昔物語集』(岩波文庫)も読んでいるのですけれど、久しぶりに手に取るこの作品は、とてもおもしろいのです。観音信仰に興味があって読んでいたのですが、助けた蛇が娘に変じて、池の底で歓待される話(浦島と一緒ですね)とか、ありえない霊験譚が満載されていて、とても勉強になります。
 
 史跡見学する方には、いのぐち泰子『歩いて楽しむ「平家物語」』(風媒社、2007年)がおすすめ。


歩いて楽しむ「平家物語」


 全国の関連史跡が、コンパクトかつビジュアル豊富に説かれています。5年前に出された本なので、大河便乗本ではなく、丁寧に作られています。

 
 まだ、神戸市立博物館の大河ドラマ展は見に行っていないのですが、どんな方法にせよ、ドラマと勉強とをセットで進めると、松ケン清盛ももっと生き生きしてくるかも知れませんね!
 



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