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菊人形って?






 今日たまたま、話が展開していって、若い人たちに「生人形」(いきにんぎょう)について説明する必要が生じた。

 わかりやすいたとえと思って、「菊人形の菊がないみたいなやつ」と言ったところ、20歳前後の彼らは、誰ひとり「菊人形」を知らないのだった!

 ん~、確かに。
 枚方の菊人形が終焉を迎えて、もう7年になるらしい。まあ、今どきの小学生は見に行かなかったろうから、菊人形を知らないはずだ。

 私は、かつて展覧会の一部で菊人形を取り上げ、枚方パークさんから昔のポスターなどを拝借したこともあり、それ以来、十数年間毎年見に行っていた。
 ほとんど一人で訪れ、記録写真を撮るのだから、なんとなくさびしかったけれど、秋の楽しみでもあった。それが思いもよらず、終結したのだった。

 それはともかく。

 若い人たちが「生人形」を知らないのは当然としても、菊人形が分からないのは驚きだった。私たちより上の世代は、誰だって一度くらいは見ているし、見ないまでも知っていたのに。
 どうりで最近話が通じないはずだ…、なんて嘆くのである。

 けれども。
 私たち大人世代には、若い人たちに昔の文化(今あるものも、ないものも)を伝えていく役目があるわけで。
 それを放棄してしまったら、大人の存在価値がない…

 私たち博物館の職員は、博物館に若い世代の人たちに来てほしいと切に願っている。
 そのくせ、今日の私のように、若者が知らないたとえを使ったりして、相手の立場になりきれてない。
 やっぱり、想像力の欠如なのか、はたまたコミュニケーションの不足なのか。

 若い人たちに興味関心を持ってもらうためには、少し「語り方」や「語る場」を考えないといけないかも。
 ちょっと反省している今日この頃です。




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大学で講義をしていて、私も痛感することが何度もあります。

先日の考古学の講義で、型式学を話をする際のたとえとして、「ドクタースランプ あられちゃん」をとり上げたのですが、彼らは知らないんですね。生まれる前の漫画だから仕方ないですが。
その一方で、ワンピースの「ニコロビン」は私は知りませんでした。学生から漫画に登場する考古学者だと教えてもらいました。

若い世代に博物館に来てほしい、ということですが、来ると結構楽しんでくれているみたいです。大学の課外授業で博物館見学を始めて3年目になりますが、授業には真面目にでなくでも、課題レポートにはいろいろと博物館の感想を書いてくれています。

なにわ歴博です

学生も、個々人は歴史にも興味を持っていて、たぶん展示を見ると関心がわくでしょうね。
ただ、彼らは、おそらくは、それ以外に興味のあるものが多すぎる(笑)
私も、毎週授業のあと先方の先生とベンチに座って話をするのですが、その前で、学生たちが「なわとび」してますもんね(笑) 何という名前の競技?か分からないですけど…
まあ、忙しいんでしょう、彼らも。

最近、われわれもフェイスブック、ツイッターなどSNSの活用を検討していますけれど、それで若い人たちが目を向けてくれるのかどうか?
実際に使ってみながら、もう少し考えてみようと思っています。(F)
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Author:なにわ歴博
大阪歴史博物館

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