スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

菊人形復活!






 先日、このブログで「菊人形って?」と題して、いまの若い人たちが菊人形を知らないということを書いた。

 その直後、菊人形復活の報道が出た!


   菊人形復活
   朝日新聞 6月26日付夕刊


 「ひらパー菊人形展 復活」という大見出しで、開園100年の今年、10月6日から11月25日まで、清盛と頼朝をテーマに開催されると報じている。記事は、こちら。

 ちょっと驚いた。実は、複雑な気持ち。
 7年前に閉幕したとき、とてもさびしかった反動で、いまさら…という気持ちが湧き上がる。でも、記事には「今後も続けたい意向」とあり、一過性ではない決意が感じられて、心強い思いがする。
 
 毎年開催していた最後の頃、私が感じていたのは、次の3つ。

 ひとつは、観覧料のことだ。枚方パークの入園料に加え、別に菊人形観覧料がいるのである。あわせて千数百円もして、これが菊人形離れにつながっているのではと懸念していた。私など、ジェットコースターに乗るでもなく、菊人形を見るだけなのだから、菊人形だけの料金設定もできればリーズナブルと思う。

 いまひとつは、テーマ。今年も大河ドラマにちなんで「清盛」ということだが、どうだろうか。もっと自由な設定があってもいいのではと感じる。大河ドラマ以前には、朝日新聞の連載小説がテーマになっていたから、この種の設定は結構古い伝統なのだが…

 3つ目は、見せ方。いまの菊人形は「見流し」というスタイルで、いくつもの場面をお客さんが歩きながら見ていく形を取っている。かつては、お芝居のように舞台転換する「段返し」が行われていた時期もあり、たしか90年代後半だったか、ハイテクを駆使して復活したことがある。この段返し、経費がかかるのは承知だが、やってみる価値はあるのでは? 菊人形ファンの私だが、毎年見流しばかりでは…

 
 全国的に見れば、菊人形は、二本松(福島県)や武生(福井県越前市)など、まだまだ開催されている。半世紀以上の歴史を持つところもある。
 さまざまな器物や野菜等で人形などを作る「つくりもの」は、近世以来の伝統で、脈々と受け継がれ来た庶民の楽しみだ。大阪では陶器人形が有名だったが、全国では今も各地で行われている。菊人形は、このつくりものの一種で、現在は廃絶した霧島人形(つつじ人形。大阪・淡輪などで開催)などとともに、生花を用いた最も華やかな存在といえる。

 いまや、単なる興行の域を超えた「文化」である。関係者のご努力は並々ならぬものがあると察する。秋にはぜひ見に行って、菊人形の素晴らしさと伝統を再び実感したい。


 最後にひとこと。これまで外国人客をほとんんど見掛けなかったけれど、海外ツーリストを呼び込めば、意外に受けるのでは?




スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

なにわ歴博

Author:なにわ歴博
大阪歴史博物館

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。