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間重富の天文観測と暦






 先週から、常設展示室 9階で、テーマ展示「大坂の町人学者 間重富の天文観測と暦」が開催されています。


   間重富展示

   間重富展示

 常設展示の一角ですが、2コーナーを使ってワイドに展開!

 間重富(はざま しげとみ)は、大坂の町人学者であり、天文・暦学者として知られていた人物。幕府の天文方・高橋至時(よしとき)とともに、寛政暦を作りました。

 こんな人です!


   間重富展示
   間重富肖像(本館蔵、羽間平安氏寄贈)
   

 重富は、現在の西区で質屋を営む町人でしたが、絵では刀を差しています。改暦の功績により、苗字帯刀を許されているのですね。でも、なんとなく商人の顔をしていて、親しみやすいです。
 結構「福耳」ですけれど、ご商売は大変うまくいっていたのだそうです(笑) だから、高級な器具を使って天体観測もできたのかな?


   間重富展示
   月食測記(本館蔵、羽間平安氏寄贈)

 重富が観測した日食、月食、彗星などの記録が展示されています。

 別のコーナーでは、映画「天地明察」で話題の渋川春海(安井算哲)に関係する資料を展示しました。
 渋川春海は間重富より1世紀ほど前の人物ですが、貞享暦を作った人で、いわば重富の先輩格です。

 春海が、改暦を建言する前、自らの出自を明らかにしようと、大坂の安井家に問合せをしていました。今回は、その関連資料も展示しています。先祖の名前・命日・家紋などを問い合わせてもらった書簡のほか、


   間重富展示
   安井家系図(本館蔵、安井家文書)


 系図も展示。これは春海自身が書いた系図の写し。右端の清和天皇から始まり、途中、畠山氏の満安という人物を経て、左端に「春海」とあります。いろいろと調べた結果、こういう系図を作成したのでしょう。


   間重富展示
   天文分野之図(本館蔵、羽間平安氏寄贈)
    渋川春海が作った星図


 天文学史としても非常に興味深いのですが、大坂町人の「余技」にそそぐエネルギーの凄さを垣間見る思いがして、学問や文化を維持・発展していくにはこういう力が必要なのだと再認識させられます。
 10月29日(月)まで展示予定ですので、ぜひご覧ください!




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