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ひと足はやく、「馬」の展示






 もう師走なので、博物館の展示も新年のモードに入りつつあります。
 来年=2014年は、午歳ですね。
 そこで、常設展示室でも、ひと足はやく、馬に関する資料を展示しています。

 まずは、10階!


   10階1


 「古代の『まつり』と馬」のコーナーです。
 難波宮跡周辺などで出土した土馬を3点展示しています。


   10階2


 これは、なかなかリアルですよね、色も黒いし。
 当館とNHKの敷地にあった水利施設跡から発掘されました。馬は神さまへの捧げものであり、土馬や絵馬は本物の馬の代わりです。ということは、ここの水利施設(谷から湧き水がわいてきて、それを石溝で導水する設備)でも、何らかの祭祀が行われていたことがうかがえますね。


   10階3


 こちらは、大阪城公園内(南東隅あたり)から出土した土馬です。
 ちょっと幼い感じの造形で、かわいいですね。


 さあ、次は9階!
 ここは屏風です。


   9階1


 野馬図(やばず、個人蔵)。
 吉村周山の作品で、明和8年(1771)に描かれました。周山は大坂で活躍した絵師で、これは72歳! の作品。


   9階2


 野の馬の奔放なようすを、力強い筆致で画き切っていますね。なんか、午歳のお正月に観たい絵です。


 次は、7階!


   7階1
 

 こちらは、打って変わって郷土玩具の伏見人形です。


   7階2


 これは、いいでしょう。
 馬方三吉(うまかたさんきち)。
 歌舞伎「恋女房染分手綱」のうち「重の井子別れ」の段をモチーフに、土人形としたものです。

 関東にくだる御姫様について道中にいる乳母・重の井(しげのい)。馬を曳く大勢の馬方の中に、ひとり少年がいました。それが三吉です。人形の前掛けが「丸に三の字」になっていて、三吉と分かりますね。
 ところが、三吉は、むかし不義をした重の井が産み落とした実の子なのでした!!
 生き別れた二人が、奇跡の再会…… けれども“大人の事情”があるわけですから、喜びのご対面とはいきません。重の井は、ついに母であることを明かせず、涙の別れとなるのでした。

 そんな事情があると思えば、屈託のない少年の人形にも涙がこぼれます。彼の純真な顔は、まだ重の井を母だと悟る前の表情なのでしょうか?


   7階3


 これは、猿駒引き絵馬。
 馬を猿が曳いています。両者の大きさのアンバランス感が素朴すぎて、なごみますね。
 これらの郷土玩具は、京都の扇商である宮脇賣扇庵のご主人がコレクションされた品々です。


 いやー、馬の資料もなかなかおもしろいなぁ。
 
 ということで、最後にもうひとつ!


   9階4


 うゎー、こっちはリアル。さっきの三吉くんか?(←ちがいます)

 これは、常設展示9階にある「船場模型」にいる馬。


   9階3


 この1頭以外にもいるので、ぜひ探してみてください!




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大阪歴史博物館

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