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『大阪市の歴史』をひもとく






 水曜木曜と休みなので、少し夜型の生活です。今晩は、必要があって、大阪市史編纂所編『大阪市の歴史』をひもといていました。


     大阪市の歴史


 大阪の歴史を学ぶ際には、同所が編纂した『新修大阪市史』を参照することが多くなります。しかし、本文編10巻ある『新修大阪市史』を通読することは、現実的ではありません。
 そこで、通して読める市史として本書が書かれたのです。

 1999年4月の刊行。巻末の年表の最後の年には、「10月28日 此花区でユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の起工式が行われる」などとあって、時代を感じさせます。
 序文は、当時の市長・磯村隆文さんが書いています。この方もすでに故人となり、推進されていた「国際集客都市」構想に関することが終章に取り上げられています。
 たしか、2008年の五輪誘致をさかんにやっていた頃ですよね。そのオリンピックも結局大阪でなく北京で開催されました。
 そのころから博物館に勤めていた私には、なんだか妙にナツカシイ。

 『大阪市の歴史』は、旧石器時代から花と緑の博覧会にいたる時代順に書かれています。いわゆる<通史>というスタイルです。
 歴史研究者の究極の目標のひとつが、通史を書くことかもしれません。本書を久しぶりに手に取ったのですが、要点を的確に押さえながら、詳細な事実にも言及しつつ、まことに適切に叙述されている。実際に本書を執筆されたのは、市史編纂所長の堀田暁生さんですが、さぞかし大変な仕事だったろうと、改めて感じています。

 今年も7月に、大阪歴史博物館も協力している第3回≪なにわなんでも大阪検定≫が実施されますが、受験される方は 『大阪市の歴史』 を繙読されると、大阪の歴史のアウトラインがすっきりと描け、役立つこと請け合いです。 






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