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多度大社で馬談議






 滋賀県東近江市と三重県いなべ市を結ぶ<石榑(いしぐれ)峠道路>が完成したという報道を見て、ちょっと行ってみるかと思い立ち、出掛けてみました。
 この峠、国道421号線で、私も以前、旧の峠を通ったことがあるのですが、峠の出入り口にコンクリートの“ゲートのようなもの”が設置されているという、大型通行不可の道でした。マニアの間では<酷道>と呼ばれていたらしい…

 ここ2年あまり、崖崩れで通行不能になっていたそうですが、新たにトンネルが開削され、先週の3月26日に開通しました。近畿地方整備局の記者発表 石榑峠道路 をご参照ください。
 実際に走ってみました。



   石ぐれトンネル


 これが、石榑トンネル入口(滋賀県側)。東近江-いなべ両市役所間が60分で結ばれるとの発表でした。実走してみると、八日市IC-いなべ市役所間が50分程度で、かなり早くなりましたね。トンネルは、片側1車線でさほど広くなく、4km余りありました。しかし、あっという間に三重県に入れて、少し驚きです。

 峠をおりて、いなべ(員弁)に入り、しばらく進むと、多度大社に至ります。多度大社 は、由緒ある式内社です。いま、御本宮は雪害による修理中ですが、周囲には巨石も見られ、背後の崖は滝になっています。最近、巨石信仰がマイブームの私とJ学芸員には好ましい御宮さんです。
 当社で有名なのは、5月に行われる<上げ馬神事>。地区から騎手を出し、馬が急坂を登攀します。


   多度大社


 写真の左端が、その坂です(見えづらくて、すみません)。最後が壁のようになっていて、一見したところ馬が上れるとも思えません。しかし、昨年も3度に1度くらい上れているようで、勢いをつけて走り込んでくると上れるようです。

 その坂の上あたりに、神馬舎があります。ここに神馬の<錦山(きんざん)>号がいます。もちろん、この馬は上げ馬神事に出る馬ではなく、多度の神様にお仕えしている馬です。


   錦山号


 芦毛で、1995年生まれ、もう16歳を迎えます。
 この錦山号の世話でご奉仕しているご婦人と、お話しました。錦山号は、北海道の馬産地・浦河の生まれ。競走馬として活躍していたらしいのですが、脚を故障したようで引退を余儀なくされたと、奥さんは語ります。そのころ、1999年なのですが、先代の18代の神馬が亡くなり、後継を選ぶことになったそうです。すぐに“この馬を”と決めるわけではなく、3頭をここに連れてきて3カ月様子を見たそうです。その結果、選ばれたのが今の錦山号で、決まってからもさらに1カ月様子を見たといいます。そして、いよいよという段になると、襲名式が行われ、お稚児さんと一緒に、お旅所から当社まで行列してくるのです。
 神馬を選ぶのも、なかなか大変です。16歳は、人間でいうと還暦くらい。もう老境です。

 この第19代錦山号のこと、調べてみました。
 競走馬時代の馬名は、エイシンオンワード。デビューは、1997年、小倉の新馬戦。緒戦(芝1000m)は惜しくも2着でした。そのあとも惜敗が続き、有名な南井克巳騎手が騎乗したこともあったようです。オープンのフェニックス賞で2着になったこともあります。念願の初勝利は、11カ月後の中京未勝利戦。18頭立てで堂々の1番人気に応えて勝ちました。その後、500万下の条件戦に出走するのですが勝つことができず、最後は障害で3走して、現役を終えたのです。最後のレースは、99年11月の淀。着順は2着でした。2年半の獲得賞金は3000万円余でした。
 神社の記録には、錦山号は1999年12月献納となっています。

 お世話する奥さんは、錦山号とちゃんとしゃべれるみたいで、仲がよさそうです。もう「きんちゃん」と呼んでいるくらいですから。
 2年に1度、名古屋競馬(地方競馬)で錦山号賞というレースがあるそうです。前回は昨秋だったのですが、奥さんは生まれて初めて競馬場に行って、勝ち馬の騎手に花束を贈呈したそうです。

 芦毛の馬は、若いころは、やや灰色ですけれど、錦山号は今はもう真白です。鼻のところに渦があるのが特徴。もう人は乗らないんですか、と聞くと、ここに来てから鞍を付けることはない、ということでした。

 100円でエサをやれるので、来る人、来る人、みんなニンジンをやるんですね。でも、一気に食べていく。還暦の割には、まだまだ健啖家です。
 
 私はこのあと、海津温泉に入り、お千代保稲荷(おちょぼさん)にお参りして、帰りました。
 最初は「遙拝」で済まそうと思っていた多度大社でしたが、立ち寄って、なんだか心がホッとしました。





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