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重要文化財「泉布観」公開と関連資料の展示






 3月29日(金)から3月31日(日)の3日間、重要文化財の近代建築「泉布観(せんぷかん)」が公開されています。

 泉布観は、明治4年(1871)に完成した造幣寮の応接所。四周にベランダをめぐらした2階建の建物で、明治初期の洋館の姿を伝えています。

 公開時間は、午前10時から午後5時まで(入館は4時30分まで)。
 詳しい公開情報はこちらをご覧ください。⇒ <重要文化財「泉布観」を一般公開します>

 これにあわせて、大阪歴史博物館でも、泉布観に関する資料を展示しています!


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 明治天皇所用の椅子(写真上の左)や刻印のある煉瓦など、常設展示室7階で展示中です。

 詳しくは、≪大阪歴史博物館ホームページ≫ をご覧ください。

 5月20日(月)まで、展示予定です!!




最後の火曜は、展示替え






 12月25日は、今年最後の火曜日でした。
 火曜日は休館日ですので、先週今週と、お正月に向けて展示替えをしてみました!

 今回はちょっと裏方作業をセルフ撮影。


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 これは、大阪の豪商・鴻池家から寄贈を受けた品々の一部です。
 これから展示する品ではなく、展示してあった品を片づけるための箱です。

 箱にしまうにも、お品を裸で入れるのではなくて、少々包んでからしまいます。


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 これは、ガラスの穂屋(ほや)のついた置時計。ガラスがこわれないように、薄葉紙(うすようし)という薄くて柔らかい紙で丁寧に包ます。学芸員の作業では、この紙は大変よく使います。とても重宝します。
 上の写真は、まずガラス部分がしっかりするように“腰巻き”みたいに薄葉紙を巻いたところ。さらに、左側から上方に向けて紙を掛けます。


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 つづいて、前後からも紙を掛けて包み込みます。わかりづらいですが、前後・左右からクロスするような形で紙を掛けています。


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 桐箱にしまったところ。
 このくらい包んでおくと、特に詰め物をしなくても、ぐらぐら動くこともありません。あとはフタをすればOKです。フタは縦に落とし込む形になっています。
 4点しまいましたが、小1時間位かかったでしょうか。並べるよりも時間がかかります。

 そのあと、新しい品々を陳列しました。


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 冬らしく、火鉢が3つ。鴻池家は豪華でして、右から2つめは正月専用です!
 昔のくらしなので、火鉢は冬の必需品。鴻池家にも、大小さまざまな火鉢が所持されていました。

 1月末まで展示していますので、ぜひご覧ください !!
  



11月17日・18日は「関西文化の日」!






 毎年恒例の<関西文化の日>。

 大阪歴史博物館では、今年も11月17日(土)、18日(日)の2日間、行います!


   関西文化の日


 常設展示観覧料(通常大人600円ほか)が無料になります !!

 特集展示「大阪の茶の湯と近代工芸」も無料です。
 17日(土)には、午後2時から、講演会「武者小路千家と木津家」(講師:木津宗隆氏)もあり、こちらも無料(当日先着250名様)。

 詳しくは、≪大阪歴史博物館ホームページ≫ をご覧ください。

 この機会に、ぜひご来館ください!



間重富の天文観測と暦






 先週から、常設展示室 9階で、テーマ展示「大坂の町人学者 間重富の天文観測と暦」が開催されています。


   間重富展示

   間重富展示

 常設展示の一角ですが、2コーナーを使ってワイドに展開!

 間重富(はざま しげとみ)は、大坂の町人学者であり、天文・暦学者として知られていた人物。幕府の天文方・高橋至時(よしとき)とともに、寛政暦を作りました。

 こんな人です!


   間重富展示
   間重富肖像(本館蔵、羽間平安氏寄贈)
   

 重富は、現在の西区で質屋を営む町人でしたが、絵では刀を差しています。改暦の功績により、苗字帯刀を許されているのですね。でも、なんとなく商人の顔をしていて、親しみやすいです。
 結構「福耳」ですけれど、ご商売は大変うまくいっていたのだそうです(笑) だから、高級な器具を使って天体観測もできたのかな?


   間重富展示
   月食測記(本館蔵、羽間平安氏寄贈)

 重富が観測した日食、月食、彗星などの記録が展示されています。

 別のコーナーでは、映画「天地明察」で話題の渋川春海(安井算哲)に関係する資料を展示しました。
 渋川春海は間重富より1世紀ほど前の人物ですが、貞享暦を作った人で、いわば重富の先輩格です。

 春海が、改暦を建言する前、自らの出自を明らかにしようと、大坂の安井家に問合せをしていました。今回は、その関連資料も展示しています。先祖の名前・命日・家紋などを問い合わせてもらった書簡のほか、


   間重富展示
   安井家系図(本館蔵、安井家文書)


 系図も展示。これは春海自身が書いた系図の写し。右端の清和天皇から始まり、途中、畠山氏の満安という人物を経て、左端に「春海」とあります。いろいろと調べた結果、こういう系図を作成したのでしょう。


   間重富展示
   天文分野之図(本館蔵、羽間平安氏寄贈)
    渋川春海が作った星図


 天文学史としても非常に興味深いのですが、大坂町人の「余技」にそそぐエネルギーの凄さを垣間見る思いがして、学問や文化を維持・発展していくにはこういう力が必要なのだと再認識させられます。
 10月29日(月)まで展示予定ですので、ぜひご覧ください!




映画「天地明察」と江戸時代の天文学






 先日、9月封切りの映画「天地明察」の試写会に行ってきました!


   天地明察


 江戸時代前期の天文暦学者であり囲碁棋士であった安井算哲(のち渋川春海)が主人公。
 将軍の御前で囲碁を打つ上覧碁のくだりから始まる算哲の物語は、全国をめぐる観測の旅(なぜかとってもオモシロイ!)や、数学家・関孝和との算額を通してのつながり、妻となる女性えんとの淡い恋心などから始まり、やがて暦学者として幕府に取り立てられ、改暦という大事業・難事業に進んでいきます。

 若さとバイタリティにあふれる算哲役は、岡田准一(V6)。数学・暦学のことになると全てを忘れて夢中になってしまう若者の姿に感激! 岡田クンは枚方の出身ですから、当然応援です!
 妻えんには、宮﨑あおい。「篤姫」以来、時代劇への出番も多い彼女ですが、今回もかわいらしいですね。「篤姫展」をやった当館としては、当然応援です!

 脇役も、水戸光圀に中井貴一、会津藩主・保科正之に松本幸四郎、京都の意地悪い公家に市川染五郎、関孝和に市川猿之助、加えて笹野高史、岸部一徳、佐藤隆太らと手堅い布陣。
 私は、染谷将太クンの四代将軍・家綱がおもしろかったのと、関孝和ってこういうふうに人物造形するのかぁ、というところが興味深かったです !!

 2時間21分の比較的長い作品ですが、時間を忘れるほど引き込まれます。メガホンをとるのは「おくりびと」の滝田洋二郎監督なので、さすがにうまいですね。

 ということで。
 当館にも、江戸時代の天文資料が数多く所蔵されていますので、改めて展示することにしました!

 テーマ展示<町人天文学者 間重富の天文観測と暦>です。

 常設展示室9階にて、8月29日(水)から10月29日(月)まで、2か月間にわたり公開します。

 安井算哲より、およそ百年後に登場した間重富(はざましげとみ)の観測記録や、江戸時代の望遠鏡など、羽間文庫の資料を中心にご紹介します。
 算哲が作成した系図を安井家が写した安井家系図も展示します。

 詳しくは、大阪歴史博物館ホームページ をご覧ください!




プロフィール

なにわ歴博

Author:なにわ歴博
大阪歴史博物館

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